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プレスリリース

2001年7月31日発表

報道関係者各位

JPRSが日本語JPドメイン名のWEB閲覧の新サービスを発表

-Internet Explorerを用いて、日本語JPドメイン名が使用可能に -


JPドメイン名の登録・管理を行う、株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS、 住所:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は本日、マイクロソフト社の Internet Explorer(以下IEと表記)のユーザを対象に、「日本語JPドメイン名」のWEB閲覧が可能になるサービスを8月27日(月)より開始すると発表しました。この閲覧サービスは、米国のRealNames社(住所:米国カリフォルニア州レッドウッド シティ市、CEO兼社長:キース・ティア)の技術を利用したもので、JPRSにより、ユーザに無料で提供されます。

本サービスの実現に向けて、JPRSとRealNames社は既に協力を開始しています。本サービスにより、ユーザはIE(バージョン5.0以降)のアドレスバーに直接「日本語JPドメイン名」を入力するだけで、特殊なプラグインやクライアントソフト無しに、所定のサイトにアクセスすることができます。この技術は、ユーザが入力した日本語JPドメイン名を現インターネットで扱えるASCII互換文字列に自動的に変換して、その文字列をドメイン名としてWebサーバにアクセスするというものです。

JPRSは「短くて、覚えやすい、登録数制限なし」などの優れた特長を持つ「汎用JP ドメイン名」(ASCII、日本語とも)の登録申請受付を今年2月より開始していますが、その約4割を占める日本語JPドメイン名の登録者と一般のインターネットユーザの利便性を第一に考えて、今回のサービスを開始することにしました。JPRSは、今回のサービス開始により、紛争が少なく信頼性が高い、ドメイン空間が広い、など数多くのメリットを持つ汎用JPドメイン名のさらなる利用促進を期待しています。

この、日本語JPドメイン名をASCII互換文字列に変換するアルゴリズムは現在、IETF(Internet Engineering Task Force)により標準化作業中ですが、今回は標準化の過程で提案されたRACEという変換方式を用いています。IETFによって多言語ドメイン名の変換方式の標準化の最終決定が行われた後は、RealNamesを含め各種アプリケーションも標準技術に従うことになるため、JPRSもその方式に従う方針です。

JPRSは、上記IETFによる標準化および利用環境の整備を積極的に進めています。この一環として、7月13日に設立された日本語ドメイン名協会(JDNA)の発起人メンバーの一員としても活動を行っています。このような活動と並行して、早期サービス実現によるインターネットユーザの利便性を第一に考え、IETFによる標準化に先駆けて、今回のサービスを提供することとなりました。

* 詳細な動作仕様や制限については現在検討中です
* JPRSはIETFの標準化が行われたときはその方式に従いますが、その方式 はRACEとは限りません。
* このサービスはJPRSにより今後変更されることがあります。
* このサービスにより日本語JPドメイン名を用いてWeb閲覧することは無料ですが、
日本語JPドメイン名の登録には所定のドメイン登録料・維持料がかかります。

                                      
■ RealNames社
1996年に設立され、東京、ロンドン、ソウルに拠点を置き、Keywordによるインターネットのナビゲーションサービスのための基盤を世界的に展開中です。このシステムは、マイクロソフト社のInternet Explorerに組み込み済みであり、また、Openwave Mobile Access Gateway、検索サイト、ポータルサイトからも利用可能となっています。

■ JPRS(株式会社日本レジストリサービス)JPドメイン名の登録・管理、およびドメインネームシステムの運用を行う会社として2000年12月に設立。公正・中立をモットーにJPドメイン名の運用管理を行っています。JPRSはJPドメイン名の信頼性・実用性・安定性の向上、および適正価格での提供を通じ、インターネットの発展に貢献することを企業理念として活動しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 企画室
e-mail: press@jprs.jp
URL: http://jprs.jp/

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