プレスリリース
報道関係者各位
JPRSが7月10日より日本語JPドメイン名登録管理サービスのRFC準拠化を開始
-国際化ドメイン名(IDN)登録の世界的枠組みの合意を受け、サービス開始-
JPドメイン名の登録管理及びドメインネームシステム(DNS)の運用を行う、株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS、住所:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、本日、JPRSが世界のドメイン名レジストリやICANNと協力し作成してきた国際化ドメイン名(IDN)登録方法に関する枠組みが6月20日(米国西海岸時間)にICANNから公開されたことを受け、7月10日より、日本語JPドメイン名の登録管理サービスをRFC準拠とすることを発表しました。
JPRSは、3月7日にIDN関連技術のRFCが発行されたことを受け、当初3月20日からのRFC準拠サービスの開始を予定していました。しかし、3月13日にICANNが世界的に混乱なくIDNを運用していくための統一的枠組みの作成を提案したことから、JPRSはその構想に賛同し、3月17日に、世界と足並みを揃えるため、サービス開始をICANNとの枠組み確認後とすることを発表しました。
その後、3月下旬に開かれたリオデジャネイロでのICANN会合以降、熱心な議論を重ねた結果、議論に参加してきたJPRSを始めとするドメイン名レジストリとICANNとの間で枠組みが合意に到り、6月20日にICANNからガイドラインとして発表された次第です。ガイドラインは、国際化ドメイン名に用いることができる文字集合の定義や言語に特化した登録・管理規則の設定をレジストリの要件とするなど、JPNICおよびJPRSが従来から提案してきたものと一致しており、日本語JPドメイン名もその枠組みに完全に合致しています。
今後JPRSは、指定事業者等と協力して、すべての日本語JPドメイン名がRFCに基づいて使用できるようなDNS環境の普及に努めます。これにより、今後順次提供される予定の、RFCに基づくブラウザ等のアプリケーションから日本語JPドメイン名が使用可能となります。昨年10月より提供中のIE用プラグイン「i-Nav?」(http://jprs.jp/i-Nav/)につきましても、RFCに対応したものにバージョンアップする予定です。さらに、JDNAおよびJPNICと協力して、i-Nav?以外にも、IDN対応アプリケーションの開発・普及を促進する活動を行ってまいります。
JPRSは、今後もJPドメイン名のレジストリとして、その公共性に鑑み、広くインターネットコミュニティ、社会のニーズに応えるべく、より利用しやすく価値の高いJPドメイン名環境の整備に努めてまいります。
■株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/
JPドメイン名の登録・管理、およびドメインネームシステム(DNS)の運用を行う会社として2000年12月26日に設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。
■参考URL
RFC準拠の日本語JPドメイン名プラグイン「i-Nav?」ダウンロードサイト
http://jprs.jp/i-Nav/
Netscapeのダウンロードサイト
http://wp.netscape.com/ja/downloads/index.html
JPRSの7月10日付け報道発表文書
「JPRSがRFC準拠の日本語JPドメイン名登録管理サービスを本日より開始」 http://jprs.co.jp/press/030710.html
JPRSのRFC準拠化の詳細スケジュール
「日本語JPドメイン名のRFC準拠に伴う移行について」
http://jprs.jp/info/notice/ace-transition.html
日本語ドメイン名協会(JDNA)
http://www.jdna.jp/
http://日本語ドメイン名協会.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)社長室広報
e-mail: press@jprs.co.jp
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/