プレスリリース
2005年4月6日発表
報道関係者各位
JPRSが『JPドメイン名レジストリレポート2004』を本日公開
‐今後も、日本語JPドメイン名の利用環境整備やJP DNSの安定性向上、登録料金の改定などを実施‐
JPドメイン名の登録管理及びドメインネームシステム(DNS)の運用を行う、株式会社日本レジストリサービス(略称JPRS、住所:東京都千代田区、代表取締役社長 東田幸樹)は、本日、JPドメイン名の登録管理業務に関するJPRSの2004年の年次報告書、『JPドメイン名レジストリレポート2004』を一般に公開しました。
これは、JPドメイン名の登録管理業務は、登録者のみならず日本および世界のインターネット全体に大きく関わる高い公益性と競争力が必要とされる業務であり、JPドメイン名のレジストリ(登録管理組織)として情報を広く一般に公開することが、インターネットのいっそうの健全な発展に資することになるとの考えに基づくもので、昨年7月に続き第2回目の報告となります。前回はJPRS設立以来3年間の取り組みの総括を行いましたが、今回は、JPRSの2004年1年間の取り組みと今後の方針について纏めています。
2004年もJPRSは、設立以来のコンセプトであるJPドメイン名登録サービスの信頼性・利便性・安定性・経済性の4つの柱のバランスを取りながら、それぞれをより高度なものにすることに務めてきました。「日本語JPドメイン名のいっそうの利用環境整備の推進」と、「JP DNSのさらなる安定性向上」を重点施策として掲げ、具体的には「日本語JPナビ」サービスの開始(2月)や日本語JPドメイン名のポータルサイト「日本語.jp」サイト開設(12月)、またJP DNSへのIPAnycast技術の導入(2月)、TLDとして世界初めてのJPドメイン名のIPv6への完全対応(7月)などの施策を行いました。その結果、IPv6推進に対するTLDとしての主導的な貢献についてのICANNからの表彰(7月)、日本語JPドメイン名の累計登録数が過去最高を記録(12月)などの成果を得ました。さらに対外活動としては、IETFにDNS関連のインターネット・ドラフトを4本提出するとともに、ICANNをはじめとする国内外の会議において50回以上の提案・発表を行うなど、インターネットの安定的で高品質なサービス体制の構築に、技術面・運用面の両側面から積極的に寄与しています。
さらに、JPドメイン名のレジストリとしての中期ビジョン実現のため、JPドメイン名の信頼性・安定性・利便性を十分確保したうえでの料金の低廉化に取り組み、2004年第4四半期には汎用JPドメイン名の新規登録料の改定を行いました。
今後も、2005年に汎用JPドメイン名の登録更新料の改定を予定しており、経済性へのさらなる取り組みを実施するとともに、日本語JPドメイン名の利用環境整備と普及促進活動、また、信頼性や安定性、利便性のいっそうの向上に努めます。2005年4月1日より完全施行された「個人情報の保護に関する法律」を重要な社会的責務と捉え、遵守のための体制構築や実務的な対応の推進を行います。
JPRSは、今後もJPドメイン名のレジストリとして、その公益性に鑑み、広くインターネットコミュニティ、社会のニーズに応えるべく、より利用しやすく価値の高いJPドメイン名サービスの提供に努めてまいります。
■株式会社日本レジストリサービス(JPRS)
http://jprs.co.jp/
http://日本レジストリサービス.jp/
JPドメイン名の登録・管理、およびドメインネームシステム(DNS)の運用を行う会社として2000年12月26日に設立。JPRSはネットワークの基盤を支える企業として、インターネットの発展に寄与し、人と社会の豊かな未来を築くことに貢献することを企業理念として活動しています。
■参考URL
- 『JPドメイン名レジストリレポート2004』公開のお知らせ(2005年4月6日公開)
http://jprs.jp/info/notice/20050406-registry-report.html - 『JPドメイン名レジストリレポート』公開のお知らせ(2004年7月6日公開)
http://jprs.jp/info/notice/20040706-registry-report.html
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)社長室広報
TEL:03-5215-8451 FAX:03-5215-8452
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