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国際的なENUMトライアルに日本が正式参加- JPRSはJPNICとともにトライアル用ENUM DNSの運用・管理を実施 -

2006/01/17


 ENUMの日本国内でのトライアルを推進するため、総務省が申請していた、日本国内のENUMトライアル用の番号(1.8.e164.arpa)の割当委任が、この度、国際電気連合(ITU)により、正式承認されました。この中でJPNICはENUMトライアル全般の運用管理者、JPRSはENUM DNSの運用管理者として記載されており、今後、JPRSは日本国内でのENUMトライアル用DNSサーバ運用技術を提供していくことになります。

 JPRSはこれまでに、JPNIC、WIDEプロジェクトなどとともに、日本でのENUM実証実験を行なうグループETJP(ENUM Trial Japan)を2003年9月に設立し、実験のためのENUM DNSの運用を行なうなど、日本国内でのENUMトライアルを推進してきました。また、アジア太平洋地域でのENUMに関する技術協力、国際相互接続実験の推進を目的とした各国ccTLDを中心メンバとするグループAPEET(Asia Pacific ENUM Engineering Team)を2004年7月に設立して各国間の接続実験を行なうなど、海外との技術連携も図ってきました。

 JPRSは今後も、ENUMに関して蓄積してきた技術・経験を活用して1.8.e164.arpaのENUM DNS管理・運用技術を提供し、日本国内でのENUMトライアルの推進や海外との技術連携、ENUM普及に向けた取り組みを行っていきます。

(用語解説)

 ENUM(Telephone Number Mapping)とは、国際的な電話番号規格のE.164番号を、DNSを利用してインターネット上の資源を現す識別子(URI)に対応付ける、 IETFで標準化されたプロトコルです。IP電話の相互接続をはじめとし、様々な通信サービスに対し、電話番号という統一的な識別子で通信相手を指定するために使われます。

(参考URL)

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