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JPRSの堀田博文がICANN ccNSO評議委員に再選

2016/11/14

このたび、JPRS取締役である堀田博文が、ICANN ccNSO(Country Code Names Supporting Organisation)の評議委員(Council Member)に再選されました。

ccNSOはICANNに設立された、ICANNの活動を支える支持組織(Supporting Organization:SO)の一つです。ccNSOはccTLDの連合体としてICANNの他の支持組織や諮問委員会などと協調しながら、ccTLD全体にまたがるグローバルな課題に関してccTLDコミュニティにおける合意を形成し、ICANN理事会に対しポリシーの勧告を行うという、重要な役割を担っています。

ccNSOの運営に携わる評議委員は他のccTLDからの推薦によって指名された後、選挙によって選出されます。堀田は2004年6月よりccNSO評議委員として、アカウンタビリティフレームワーク(ICANNとccTLDレジストリの関係を正式化するための枠組み)の構築や、国際化ドメイン名(IDN)に関するグローバルポリ シーの検討、IDN ccTLD新設に伴うICANN定款改訂の検討、ccNSO会合プログラムの検討など、ICANNの活動に関する積極的な貢献を行ってきました。また、アジア太平洋地域のccTLDレジストリにICANNの様子を共有する中で得た、アジア太平洋地域ならではの状況をグローバルな場と共有し、議論してきました。

今回の任期満了に伴う選出プロセスにおいて、堀田はアジア太平洋地域を代表する評議委員として再選されました。引き続き、2020年3月までの3年間の任期を務めることになります。

ccNSOが直面している課題として、米国商務省電気通信情報局(NTIA)からグローバルなマルチステークホルダーのコミュニティへのIANA監督権限の移管後の体制における、ccTLDコミュニティ全体の意見反映方法の検討や、ccNSOの活動に関するアカウンタビリティの更なる向上などが挙げられます。

これらの点においても、堀田及びJPRSは、グローバルなインターネットコミュニティにより一層貢献していくという考えのもと、これまでの知識と経験を活かしながら活動を続けていきます。


■参考URL
  1. ICANN (Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)
    https://www.icann.org/
  2. ccNSO (Country Code Names Supporting Organisation)
    https://ccnso.icann.org/
  3. IANA (Internet Assigned Numbers Authority)
    https://www.iana.org/

※更新履歴
2016/11/14  タイトル及び本文の一部を修正

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