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JPRSの堀五月がルートゾーンDNSSEC運用のBackup TCRに選出

2019/11/15

JPRSの堀五月がルートゾーン[*1]のDNSSEC[*2]運用の一部を担い、技術コミュニティの代表メンバーとなる、Backup TCRに選出されました。

ICANNでは、DNSの技術コミュニティのメンバーが、ルートゾーンのDNSSEC運用において使われる鍵(公開鍵と秘密鍵)を生成・更新するための手続きの一部を担うようにすることで、DNSSECのセキュリティメカニズムの信頼を向上させています。

これらのメンバーは「信頼されたコミュニティの代表者(TCR:Trusted Community Representatives[*3])」と呼ばれます。

TCRは、14名のCrypto Officer(CO)と7名のRecovery Key Share Holder(RKSH)の2種類で構成されます。これら21名は、Active TCRと呼ばれます。

そして、Active TCRに欠員が生じた際の補充要員として、10名程度のBackup TCRが選出されます。欠員の補充を即座に行えるようにするため、Backup TCRにはTCRになるための要件をすべて満たしている者が選ばれます。

堀は、2012年からccTLDレジストリの技術者として、JP DNSやMルートサーバーのサーバー・ネットワークの設計・構築・運用に携わってきました。今回、その経験を生かす形でTCRに応募した結果、Backup TCRに選出されました。

JPRSは今後も、グローバルなインターネットコミュニティに一層貢献できるよう活動を続けていきます。


■参考URL

*1. ドメインネームシステム(DNS)の階層構造の頂点となるDNSゾーン。「.jp」や「.com」の一つ上の階層に当たり、ICANNが管理するルートサーバーのゾーンです。

*2. DNSのサービスを安全に提供するための拡張機能。

*3. Trusted Community Representatives(IANA)
      https://www.iana.org/dnssec/tcrs

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