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JPRSがWSIS+20レビューに関する成果文書第二次草案への意見募集に対し、技術コミュニティと共同で意見を提出
2025/12/09
2025年12月8日、JPRSは、12月3日に公開されたWSIS+20[*1]レビューに関する成果文書第二次草案[*2]への意見募集に対し、世界の技術コミュニティ(TCCM[*3])のメンバーと共同で意見を作成し、遠隔ステークホルダー・コンサルテーション会議[*4]で発表すると共に、文書として提出しました。
今回の会議は、非公式にマルチステークホルダーで活動するIMSB(Informal Multistakeholder Sounding Board)[*5]が、WSIS+20レビュープロセスにおける共同ファシリテーター(Co-Facilitators)を支援する目的で主催したものです。
今回提出した意見では、成果文書第二次草案に反映された多様な利害関係のバランスを取ったアプローチを歓迎し、WSIS+20の成功に向けた重要な基盤として認識すると共に、以下の3点を強調しつつ、TCCMとして提出したコメント[*6]の重要性を強調しています。
- IGF(インターネットガバナンスフォーラム)を恒久的なフォーラムとして位置付け、国際連合経済社会局(UN DESA)内に、適切な人員とリソースを備えた事務局を設置することへの強い支持
- バランスの取れたIGFプログラムに向け、戦略的助言を行うIGFマルチステークホルダー・アドバイザリー・グループ(MAG)の重要な役割を歓迎・支持
- 国連事務総長による持続可能な財政基盤に関する具体的な提案スケジュールへの支持
提出した意見は、以下のページよりご覧いただけます。
https://www.tccm.global/tccm-input-to-revision-2-of-the-wsis20-outcome-document/
- WSIS+20
WSIS(世界情報サミット:World Summit on the Information Society)の実装開始後20年となる2025年に、IGF活動などの状況をレビューする機会を指します。 - Outcome document of the high-level meeting of the General Assembly on the overall review of the implementation of the outcomes of the World Summit on the Information Society(WSIS+20レビューに関する成果文書第二次草案)
https://publicadministration.desa.un.org/sites/default/files/2021-04/2025/Rev2/WSIS%2B20_Rev2_031225_CleanVersion.pdf - TCCM
https://www.tccm.global/ - IMSB-led Virtual Stakeholder Consultation on Revision 2 (Rev2) (8 December 2025)
https://publicadministration.desa.un.org/wsis20/rev2consultation - IMSB(Informal Multistakeholder Sounding Board)
WSIS+20のレビュー過程において、政府ではない多様なステークホルダーの見解を非公式に取りまとめ、交渉を主導する共同ファシリテーター(Co-Facilitators)に届ける活動を進める組織。
https://publicadministration.desa.un.org/wsis20/imsb - JPRSがWSIS+20レビューに関する成果文書第一次草案への意見募集に対し、技術コミュニティと共同で意見を提出
https://jprs.co.jp/topics/2025/251117.html

